
トレーディングカードゲーム(TCG)を遊んでいると、「ミッドレンジ」という言葉を聞くことがあるかもしれません。
この記事では「ミッドレンジとは何か」「ミッドレンジの特徴」等を説明していますので、ぜひ参考にしてみてください!
ミッドレンジ とは
TCGにおける「デッキタイプ」を表す言葉です。
「ミッドレンジ」は、英語の「midrange」から来ています。
「midrange」には「中級・中型・中程度」という意味があります。
とにかく「中」という意味を持っているデッキなわけですね。
ミッドレンジ の特徴
一言でいうなら「中庸」や「汎用」でしょうか。
「ミッドレンジ」は主に「中~大型のカード」をフィニッシャーとして勝利を目指すデッキです。
ゲームの序盤からも動きますが、それは「攻め」のためではなくあくまでも「大型を出す準備・相手への対応」のためという場合が多いです。
- 【準備】
→大型カードを出すためのリソース加速 - 【相手への対応】
→速攻系の小型ユニットへの処理 など
そのため「アグロ・速攻」ほど序盤からガンガン攻めていくわけではありません。
また「大型を出すための準備」「相手への対応」と言っても、「ランプ」が使うような「超大型カード」に頼らないことも多く「コントロール」ほど防御・妨害札を積んでいないことも多いです。

「どこかに特化していない」ことが強みであり、相手に合わせて柔軟に戦略を変えられる強みもあるデッキタイプです。
ゆえに、初心者の人には「ミッドレンジを使えばゲームへの理解が深まる」という理由で「ミッドレンジ」を勧めるTCGも少なくないです!
ミッドレンジ の強み
幅広いデッキタイプに対応
「ミッドレンジタイプ」のデッキは、相手のデッキによって戦略を変えられる「柔軟性」があります。
- 相手が「アグロ・速攻系」なら小型の除去を優先する
- 相手が「ランプ」や「コントロール」なら早めに攻める
など「極端な得意不得意」が生まれにくいのが強みですね。
サイドデッキ制を上手く使える
これは「TCGのルール」によるのですが、ミッドレンジはその柔軟性ゆえに「サイドデッキ制」と相性が良いです。
1戦目を終えて、2戦目3戦目に「相手のデッキに対して強いカード」を新しく入れてもデッキに馴染みやすいので、サイドデッキを使う大会のような場面で強みを発揮できます。
ミッドレンジ の弱み
特化型について行けない
ミッドレンジはよく言えば「万能」ですが、それが「器用貧乏」と感じられる場面に出くわすこともあるかもしれません。
ミッドレンジデッキには「勝ち筋」が複数ある場合も多いです。
しかし、逆に「勝ち筋が1つ」という「特化型のデッキ」の「勝ち筋を通すための手厚い構成」の前には、ミッドレンジの「勝ち筋」は細く見えるかもしれません。
結局
- 「速攻・アグロ」の速さにはついて行けない
- 「ランプ」ほどの超大型を持っていない
- 「コントロール」ほど除去が出来ない
なわけで「どこかで対処をミスれば、そのまま一気にペースを握られる」ということも起きやすいです。
カードパワーに左右されやすい
ミッドレンジの持つ「柔軟性」というのは、ひとえに「デッキに入れられるカードのパワー」によるところも多いです。
「特化した戦略」が無いということで、どうしても「個々のカードパワー」に頼らざるを得ない場面もあり、そこが弱まってくるとその他のデッキタイプの後塵を拝すことにもなるでしょう。
ミッドレンジは「その時のカードプール・カードパワー」に左右されやすいデッキタイプともいえるかもしれません。
まとめ
今回はTCGではよく聞く「ミッドレンジ」という言葉についての解説でした!
「ミッドレンジって面白そう!」と感じたら、ぜひプレイしているカードゲームで「ミッドレンジのデッキ」を組んでみてください!
今回のまとめ!
- ミッドレンジは、デッキの種類の1つだよ!
- ミッドレンジは「中速度」で「柔軟性」を持った、幅広く相手に対応できるデッキだよ!