
トレーディングカードゲーム(TCG)には「ランプ」という用語が存在します。
「ランプ?照明…?」と最初は思っていましたが、これは「TCGのデッキを表すちゃんとして1つの用語」です!
この記事では「ランプとは何か」「ランプの特徴」等を説明していますので、ぜひ参考にしてみてください!
ランプ とは
「ランプ」とは、英語の「Lamp(照明器具)」......では無くて、「Ramp up」を繋げてカタカナ読みにしたものです。

「Ramp up」には「増強・強める・加速する」という意味があります。
「何を増強するのか?」というと、TCG的には「プレイヤーのリソース」の増強を意味します。
「リソース」の呼び方はカードゲームによって異なります。
「土地」「マナ」「コスト」「ポイント」などなど......。
ランプ の特徴
「ランプ」はリソースを増強して超大型カードを出すデッキタイプです。
序盤は「リソース」を溜めることに専念し、出来るだけ早く「出せたら勝ち」のような「超大型カード」を狙います。
「序盤はリソース加速カードを使う」→「切り札を出して決める」
という流れが分かりやすいので、「初心者の人にも扱いやすいデッキ」が多めな印象です。
パックの表紙を飾るような「超大型カード」を出すことが出来るので、使っていて楽しさを感じやすいかもしれないですね!
ランプ の強み
戦い方がハッキリしている
「ランプ」の強みとして「戦い方(デッキの使い方)がハッキリしている」という点があります。
例えば「ミッドレンジ」や「コントロール」は「相手のデッキに合わせた対応」が重要です。
「『ランプ』に相手に合わせた対応は必要ない!」というわけでは決してありませんが、それでも「到達するゴール(切り札)」と「そこに至る手順(リソース加速)」が分かりやすいです。
なので「派手なカードを使いたい!」というゲームの初心者さんには使いやすい&楽しいデッキタイプと言えるでしょう。
勝ち筋(切り札)を複数用意しやすい
「ランプ」は「勝ち筋(超大型カード)」を複数搭載しやすいのが特徴です。
重要なのは「超大型カードを出せるだけのリソースを溜める」ことであり、そこさえ達成できるなら「デッキに積む超大型カード」を1種に縛る必要はありません。
つまり「プランB、C」を用意しやすいデッキタイプと言えます。
ランプ の弱み
アグロ系に弱い傾向
「ランプ」は「コントロール」よりは「リソース加速>除去」を基準としてカードを積むことが多く「序盤から猛攻を仕掛けてくるアグロ系」には弱い傾向があります。
「対アグロ戦」では「超大型が出る前に、相手に勝利条件を満たされる」というのが一番わかりやすい負けパターンであり、「アグロが強い環境」では一策を講じなければせっかくの切り札の姿を拝むことも少なくなりがちです。
「リソース加速カード」の質に左右されやすい
「新規リソース加速カード」の供給が途絶えてしまうと、途端に苦しい立場に追いやられるのもまた「ランプ」の弱みです。
例えば
超強いリソース加速カードが出てきた!
となれば、それは「ランプデッキ」には強力な追い風です。
しかし
最近リソース加速カードの補充が無い......
となると「展開力やカードパワーが上がっていく他のデッキ」に「ランプのリソース加速」が追い付けなくなり、押しつぶされてしまうでしょう。
この「新しく登場するカードのパワー次第」というのは全部のデッキで当てはまることでもありますが、「リソース加速カード」への依存度が高い「ランプ」は、その点が顕著に表れやすいかなと思います。
まとめ
今回はTCGではよく聞く「ランプ」という言葉についての解説でした!
「ランプって面白そう!」と感じたら、ぜひプレイしているカードゲームで「ランプタイプのデッキ」を組んでみてください!
今回のまとめ!
- ランプは、デッキの種類の1つだよ!
- ランプは「リソース加速」してからの「超大型カード」で勝利を目指すデッキだよ!